インタビュー

北海道三井化学株式会社

学術機関の研究員から転職

北海道三井化学株式会社1

PROFILE(記載内容は取材当時のものです。)
H.Mさん
学術機関の研究員、その後2008年に中途採用で北海道三井化学に入社。
 植物細胞培養技術を用いた化粧品原料の研究開発・研究受託業務を担当しています。

仕事内容

北海道三井化学株式会社2

 主に植物培養細胞を用い、化粧品の原料を主とした研究開発や受託研究を行っています。例えばポリフェノールなど植物が作り出す機能性物質を選択的に生産させる植物細胞培養株作出の検討を行っています。また顧客が希望する機能性物質を作り出す植物培養細胞株を作出する受託研究なども行っています。

入社を決めた理由

 大学卒業後、学術機関で研究員として働いていました。その後現在とは畑違いの仕事に就いていましたが、そこで研究開発の面白さを再認識する機会があり、ちょうどその頃、当社で研究職の募集があったため応募し入社に至りました。入社してからは企業の立場での研究開発に触れ、また社内外の多くの研究者とディスカッションする機会に恵まれました。

北海道三井化学株式会社3

今後チャレンジしたいこと

北海道三井化学株式会社4

 植物細胞培養は古くから研究されてきた分野であるものの、今もなお未開拓な部分は多く研究開発を行う企業は少ないのが現状です。ですが、遺伝子発現解析等の技術が大きく発展し、植物細胞培養技術においても研究が大きく進むものと考えています。また昨今重要視されるSDGsにおいて、植物細胞培養技術は環境負荷低減に大きく貢献出来るものであり、この技術を社会に広めていければと考えています。