HVCは2000年の大学発ベンチャー第1号以来9年間にわたって、バイオベンチャーに関ってきた実績と社内外の研究などで培った業界動向の先読み、将来が期待される製品群、求められる開発の方向性や直近の統計データなどをまとめ、それを公表し、多くの大学発ベンチャーの経営者や支援関係の方々のお役に立てばとの思いでHVC業界レポートを発行しています。
主執筆者の伊藤勝彦は北海道VCの投資マネージャーを務める傍ら、日経バイオテクオンラインで閲覧ランキングトップを何度も獲得している著名コラムニストです。

◆業界レポートvol.3 09/04/16
「純血主義のメルク、シェリング・プラウを買収」

ファイザー社は日本の中央研究所を閉鎖した一方でワイス社の買収(680億ドル)を発表。メルク社は子会社の万有製薬株式会社の筑波研究所を閉鎖した一方でシェリング・プラウ社買収(411億ドル)を発表。いずれもなりふり構わず、規模とパイプラインを拡大したいという意向が見えています。リリー社もイムクローン社買収にとどまらず、さらに150億ドル程度の買収を計画していると明言。メガファーマの買収への意欲は、相手がビッグファーマであろうがバイオベンチャーであろうが衰えるところを知らず、日本勢もこの動きに何とかついていこうとしています。
そうした中、ファーマでの基礎研究や初期の開発は一気に後退し、科学者も居場所がなくなると世界中で悲鳴が上がっています。翻って、パートナリングの重要性は日増しに高まっており、大学、バイオベンチャー、独自技術を持つ中堅中小製薬にはチャンス増大でもあります。これからもメガの動きからは目が離せません。

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