fia/HFE JAPAN2013が、去る5月15日(水)~17日(金)の三日間、 東京ビッグサイトにて開催されました。 ifia JAPAN(国際食品素材/添加物展・会議)は、食品素材・添加物の専門展として、 またHFE JAPAN(ヘルスフードエキスポ)は健康食品・機能性素材に特化した展示会 として、食品開発者を中心に多くの来場者が出展社と活発な技術相談・商談を行う展示会です。 総出展社はifia:294社(うち海外59社)、 HFE:105社(うち海外6社)で、来場者は 各日1万人超、3日間合計で32,022名でした 。

北海道バイオ工業会では、ブースを設けて当会と北海道食品機能性表示制度のPRを行ったほか、16日には「食品機能性表示制度シンポジウム」を主催しました。

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◇ブースはノーステック財団、四国産業・技術振興センターと並んで設置しました。

15日にはイベントスペース(産学官連携イノベーション)にて「北海道バイオ工業会のご紹介」と題してプレゼンテーションを行いました。  まず始めに農林水産省より「産学官連携の可能性」について講演があり、食品関連分野における研究投資の状況や機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクトの概要が説明され、更に今後の取組についても説明がありました。農林水産省としては衣食農連携に向けた取組に力を入れています。 会場となったオープンスペースには100名程の聴講者が集まり、機能性食品開発やそれに伴う行政の施策に高い関心を寄せていました。 そんな中、多くの人に当会をアピールすることができ、改めて北海道での食関連の動きが注目されたと思います。中でも、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の認定を機に国内外への販路拡大を目指すことや、北海道独自の食品機能性表示制度の創設に関する紹介などに手ごたえが感じられました。

16日のシンポジウムでは基調講演に早稲田大学 先端科学・健康医療融合研究機構 客員准教授の大野智先生をお迎えし「食品の機能性表示の現状と課題そして今後の展望」として食品の機能表示に際してのエビデンスの重要性から医療経済にまで踏み込んだ講演を頂いた他、北海道庁の経済部食関連産業室中島敏明参事より北海道食品機能性表示制度の解説を頂いた他、これまで北海道と連携して食品機能性表示の規制緩和に取り組んできた新潟県新潟県産業労働観光部参与の河合雅樹様、一般財団法人四国産業・技術振興センター連携コーディネーターの森久世司様、及び規制改革会議での話題提供を受けての動きが活性化している大阪府からは大阪府商工労働部特区推進監の北野義幸様より、それぞれの地域での取り組みについてご紹介頂いた後、当会事業企画運営委員の三浦健人主幹事を交えてパネルディスカッションを行い、各地域での取り組みについて情報を共有するとともに北海道の食品機能性表示制度や今後の日本の制度に対する期待と今後の課題などが議論され、食品機能性表示の取り組みの全国的な広がりを感じさせるシンポジウムとなりました。

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◇来場者の関心も高く、ほぼ満席の会場は100名近くの方に聴講頂きました。