科研製薬株式会社(本社:東京都文京区、社長:乾四郎、以下「科研製薬」)と北海道大学遺伝子病制御研究所発のバイオベンチャーである株式会社ジーンテクノサイエンス(本社:北海道札幌市、社長:河南雅成、以下「GTS」)は、このたび、抗ヒト・9インテグリン抗体などの医療用医薬品用途などについての全世界における開発および製造・販売の独占的権利に関する契約を締結しましたのでお知らせします。

インテグリン分子群は、自己免疫疾患、骨疾患、ガン転移などに関与しているたんぱく質であることが知られてきております。GTSでは細胞外マトリックスの研究開発を続ける中で、インテグリン分子群に属する・9インテグリンの機能に注目し、その機能を抑制することのできる抗体の発明に成功しました。

今回、この抗体の医薬品としての可能性が見出され、科研製薬とGTSはこの抗体に関し、臨床試験に向けて共同して研究開発を進めてまいります。

主な締結事項
1、科研製薬は、GTSに対して、研究費ならびにライセンス契約締結時の一時金に加えて、臨床試験、申請時、承認時に応じたマイルストーン契約料を支払う。
2、科研製薬は、GTSに対して、上市後の正味売上に一定率を乗じた金額をロイヤリティーとして支払う。