| 論文1 | 論文種別 | ヒト介入試験 | 機能性分野 | 整腸 | 
                                
                                    | 著者 | A. Dinoto, A. Yokota et al. | 
                                
                                    | 論文タイトル | Population Dynamics of Bifidobacterium Species in Human Feces ... | 
                                
                                    | 雑誌名 | Applied and Environmental Microbiology | 
                                
                                    | 巻号 | 72(12) | ページ | 7739-7747 | 発行年 | 2006 | 
                                
                                    | 要約(和文) | ラフィノース摂取によるヒト糞便中ビフィズス菌動態のFISHーFCM法を適用した解析(Population Dynamics of Bifidobacterium Species in Human Feces during Raffinose Administration Monitored by Fluorescence In Situ Hybridization-Flow Cytometry)  ラフィノース投与によるヒト糞便中のビフィズス菌動態が、蛍光インシチュハイブリダイゼーション(FISH)とフローサイトメトリー(FCM)組み合わせた分析を用いたことで種レベルにおいて研究された。 フルオレセインチオシアネート(FITC)とインドジカルボシアニン(Cy5)の両方を糞便サンプルの染色色素として用いた二重染色FISF-FCM法は既に報告されているが、糞便サンプル中には自家蛍光を有する粒子や破片が存在するため、この分析農法ではFITC携行領域において強い自家蛍光に干渉されてしまう。我々は、FISH-FCM法においてCy5蛍光色素のみを使用することで、この課題を回避した。13人の被験者に対し、4週にわたって2gのラフィノースを1日に2回ずつ与えた。糞便サンプルが採取され、確立したFISH-FCM法を用いてビフィズス菌動態を分析した。その結果、ラフィノース摂取前は全バクテリアのうち約12.5%だったビフィズス菌が、摂取2週間後には約28.7%、摂取4週間後には37.2%にそれぞれ増加していた。B. adolescentis, B. catenulatum, B. longumは摂取前、この順番で主たる種であった。これらはの菌はラフィノース摂取期間中、ほぼ並行に増えていた。投与期間中、常在性ビフィズス菌の動態はより多様であり、成人においてマイナー種であるB. breve、B. bifidum、B. dentium、B. angulatumは増殖していた。ラフィノース摂取終了後4週間後、主たるビフィズス菌の数は、ビフィズス菌全体の数と同様に、摂取前と同様の状態に戻った。マイナー種の数は元々の数とかなり異なることが明らかになった。 | 
                                
                                    | 論文概要 | - | 論文リンク | 論文リンク |