去る11/16(月)、地域バイオ育成講座in函館「食品機能性表示とヘルスケアビジネスセミナー」がホテルリソル函館にて開催。HOBIAが参 画する 「地域バイオ推進実行委員会」と北海道バイオ工業会の共催で開催され、約30名が参加した。

 本セミナーでは、株式会社マッキャンヘルスケアワールド ワイド ジャパンCKOの西根英一氏をお迎えして「食品機能性表示とヘルスケアマーケティング」と題して講演。ヘルスケアビジネスにおけるマーケティング やブラン ディングについて学問的な用語での解説から、動画や図などを使って分かりやすく噛み砕いて説明された。ヘルスケアビジネスの軸が「科学的根拠に基 づく栄養 摂取・食事管理:EBN(Evidence-Based Nutrition)」にシフトし、商材の価値としての「正しいもの」である食品機能性 表示を、 ヘルスケアビジネスの中でどのように「いいもの」として消費者に伝えて行くべきか、その手法のひとつが「世の中ゴト」としての「EBN」について 体系的に 捉えられた。特に地方自治体レベルで一次産業から食のバリューチェーンを形成することで、大企業並みの事業体を成すことができ、北海道とヘルシー Doに関 する一連の活動、事業は、全国的に見ても、その先頭を行こうとしているという指摘は勇気づけられるものであった。

その後、一般社団法人北海道バイオ工業会事業企画・運営委員会主幹事で一般社団法人北海道食産業総合振興機構(フード特区機構)研究開発部部長 である三 浦から、北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)の概要から、トクホ、機能性表示食品との制度としての違い、フード特区機構などが提供する取得支 援策など について紹介があった。

函館地域で食品の機能性を活かしたビジネスを検討している企業の参加もあり、ヘルシーDoをはじめ機能性表示による商品の差別化の ヒントが 得られたのではないか。