9月7日(金)、小砂会長以下4名で、国や国会議員への要望活動を行いました。
当会が中央要望を行うのは、昨年に続いて2回目。当日は政府の関係官庁(厚生労働省、経済産業省、農林水産省、文部科学省)、総理および担当大臣、北海道選出国会議員事務所など44箇所を訪問し、要望書を手渡すとともにバイオ工業会の現状や要望事項について説明し、理解を求めました。

要望先との意見交換では、今期から5年間継続される「知的クラスター創生事業(第Ⅱ期)」と「トランスレーショナルリサーチ研究支援推進プログラム」の成果結実に向け、オール北海道体制での取り組みに期待を寄せていただいたほか、市場開拓の手法としてユーザーや観光・サービス業などと結びつけた事業展開などについて助言をいただくなど、有意義な活動となりました。

当会では今後も、会員企業と連携を図りながら、バイオ産業が抱える課題や問題の解消に向け、行政機関等関係各所に働きかけていきます。

要望書に記載した具体的な要望項目は、以下のとおりです。

    1.地場に根ざした機能性食品分野の産業振興に向けた「機能性評価システム」構築への協力支援
    2.機能性成分を活かした機能性食品および創薬開発における、臨床試験実施体制の早期構築
    3.食品分野におけるポジティブリスト制度の慎重な運用と、より簡便な検査・評価可能数の拡充、ならびに個別基準への改定推進
    4.機能性食品分野の輸出促進策の推進・強化
    5.機能性食品の原材料となる作物の栽培推進、および原料の研究開発への支援
    6.機能性食品の表示対象および表現範囲の拡充